2019年2月20日水曜日


聞き書き人の会の会報誌『聞く、書く。』第7号が出来ました。


介護や医療の分野で取り入れられるようになり、岡山県内でもどんどん広がりをみせている「聞き書き」。「聞き書き」にはどんな魅力があるのか、また「聞き書き」がもたらす効用とは?
戦前の生活、戦争体験、空襲の記憶、家業や趣味など、年代も生きた場所も違う人たちの、自身の言葉で語られる人生、生きるエネルギーを感じさせる9作品を収録しています。
昨年10月には作家の小田豊二先生を迎え、2回目の聞き書き講演会を開催。テーマは「聞き書きにおける不思議な力、バタフライ効果」。その講演内容も収録しています。

【巻頭言】「不安」にあふれた「未来」を希望あふれるものにするために 山川隆之
聞き書き/山道が結んだ縁 中司廣志
聞き書き/4人組の山奥の小僧たち 古宮真由美
聞き書き/津山線列車への空襲と岡山空襲 辻 眞帆
聞き書き/ボクサー、ノリ ― 逆転の転機 正保潤子
聞き書き/あの頃のこと ― いつの間にか戦争へ 文屋 泉
聞き書き/演劇と私 小山明子
聞き書き/水島が爆撃を受けたとき 5歳じゃった 小山博子
聞き書き/務さんが愛したフォークダンス 人見裕江
聞き書き/神楽屋の女房 佐藤伸隆
講演会記録/聞き書きにおける不思議な力、バタフライ効果(作家:小田豊二)
随想/「聞き書き人の会」に参加して 黒部麻子

私たち聞き書き人の会は、地域で暮らす人たちの人生を、聞き書きを通して後世に伝えようと、2011年4月に発足しました。以後、毎月1回岡山県立図書館で例会を開き、「聞き書き」の意義・役割などを学び、「聞き書き」の楽しさ・魅力を知りました。また、ワークショップなどを通じて、インタビューや原稿のまとめ方など、「聞く」「書く」ための基本的な技術を身につけてきました。

『聞く、書く。』第7号
聞き書き人の会 (編著)
発行 聞き書き人の会
発売 吉備人出版
仕様 A5判 並製本
ページ数 171ページ
価格 本体500円+税
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