2017年6月12日月曜日

聞き書き人の会  第70回

先週の金曜日(6月9日)、聞き書き人の会第70回の例会を行いました。
以下、代表の文屋さんがまとめた例会の報告書です。

 
聞き書き人の会  第70回
                  2017年6月9日(金)午後2時00分~午後4時00分
                               岡山県立図書館2階グループ研究室
1 小山博子さんの聞き書き作品について講評
 ・面白かった。長い文章に一気に引き込まれた。
 ・失われつつある貴重な話が詳細に描かれている。
 ・聞き書きの所と客観的に書かれた随筆部分があって、よくわかる。
 ・山の仕事・棚田の仕事など昭和の山里の仕事・生活ぶりが手に取るように描写されている。
 ・方言の語り・豪快な笑いとともに、語り手の人柄がよく出ている。
 ・困難な生活であっただろうが、そのことを笑って語る語り手に本当の豊かさとは何か考えさせられた。
 ・それぞれが完結した2つの聞き書き連作という途中切れた感じがするのは、構成の仕方で一つになるのでは。
 ・一行空きの行替えが多すぎる。ひとまとまりの段落にした方がいい。
 ・フリガナは一語のあとにつけた方が読みやすい。 鐘楼門(しょうろうもん)など
 ・会話の最後の余韻は2画分で3点リーダーを使う。p3L10できんけど・・・。
長音の音引きは、一画分を使う。p3L24 死んだんよー。
・固有名詞ゴーサマには(語法様のなまったもの)という注が必要。ヘギ(薄い板)
・方言は語り手の語ったままでなく、分かりやすく直す。みぃんな→皆  
 
2 文屋推薦図書「子規の音」森まゆみ著 「長生きも芸のうちー岡本文弥百歳」
森まゆみ著 別紙参照
  ・聞き書きは、語り手聞き手の共同作業である。
・語り手の話し言葉を使うことによって、語り手のいきいきとした人物像が出る。             
・語り手のどこに焦点をあてるかに、聞き手の姿勢が表れる。
        今まで書かれなかった子規の日常生活と明治の東京での暮らしと仕事を
        浮かびあがらせた。母と妹、隣の女の子との交流など。
・来年の講演会に森まゆみ氏はどうか?
       ・長く地域で、聞き書き活動を続け、雑誌「谷中・根津・千駄木」を25
        年間発刊。
       ・聞き書き作品「円朝ざんまい」「断髪のモダンガール」「明治東京畸人伝」
        多数の評伝「鴎外の坂」「青鞜」の冒険」「かしこ一葉」「千駄木の漱石」 
       ・キキガキストの言葉を最初に使った人。山川さんはこの言葉から6年前聞き書き人の会を立ち上げる。
3 その他
  各種イベントについて 
6月4日 山川隆之さんの講演会「地域出版とアーカイブズ」
感想 ・ 聞き書き活動の意義を再認識、感動した。
  大事なのは、写真・地図・絵・古文書・話など(アーカイブ)の記録を保存し、共有化し、地域に活用していくことで、その過程が文化そのものと言える。
  吉備人出版の22年の歩みがユニークな本の著者たちとのエピソードを交えながら、わかりややすく語られた。
       
6月24日10時より・・・渋澤寿一さんの聞き書き講演会・高校生による森の匠への聞き書き映画
                      岡山大学鹿田キャンパスJホール
次回7月14日(金)2時~4時   文屋聞き書き作品と山川さん推薦図書

 

2016年8月5日金曜日

「聞き書き事始め」のお知らせ


聞き書き人の会公開例会

「聞き書き事始め」のお知らせ

 

聞き書き人の会では、201699日(金)午後2時から、下記の通り公開例会「聞き書き事始め」を開きます。公開例会は、「聞き書き」とは何か、聞き書きにはどんな魅力があるのかを、たくさんの方に知ってもらいたいと企画したものです。

当日は、前半は、聞き書きワークショップ「聞くから書くまで」と題し、対象者への聞き取り、聞き取った音声の再生から粗起こし、原稿化、そしてまとめ文章化するまでを実際の原稿を題材に紹介します。

後半は、やかげ聞き書き人の会や足守公民館の聞き書き養成講座の講座生ら、地域で聞き書きを実践している人たちが、それぞれの活動内容などを紹介し合いながら、その魅力などをさぐります。

聞き書き人の会は、20114月に発足。人と地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えることを目的に、毎月1回の例会を行い、会報誌「聞く、書く。」を毎年発行しています。

「聞き書き」は地域の人々の暮らしの記録手段として、また高齢者の自分史作成、生きがい対策として、近年注目を集めています。だれでも気軽に始められる聞き書きを、多くの方に知っていただければと思います。

 

                        記

とき:201699日(金)午後2時~4時(午後130分~受け付け)

ところ:岡山県立図書館2階サークル活動室(岡山市北区丸の内)

参加:無料

問い合わせ・申し込み:聞き書き人の会事務局(電話086-235-3456吉備人出版内/山川)へ。

 

聞き書き人の会 代表・文屋 泉

 

この件に関するお問い合わせは、086-235-3456 吉備人出版の山川までお尋ねください。

2016年2月29日月曜日

『聞く、書く。』4号ができました。



聞き書き人の会の会報誌『聞く、書く。』第4号が出来ましたので、お知らせします。
私たち聞き書き人の会は、地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えようと、2011年4月に発足しました。
以後、毎月1回岡山県立図書館を会場に例会を開き、「聞き書き」の意義、役割などを学習し、ワークショップなどを通じて、インタビューや原稿へのまとめ方など、「聞き」「書く」ための基本的な技術を身につけてきました。
発足以来5年経過し、2013年10月には、聞き書き作家・小田豊二氏を迎え、岡山初「聞き書き講演会」を開催、2013年、2015年には足守地区、2014年から矢掛地区への聞き書き活動支援など、より実践的な聞き書き活動へと、歩みを進めております。
一年間の活動の到達点をまとめ、その活動を広く知ってもらおうと、会報誌『聞く、書く。』を2013年に創刊。
2014年発行の第2号、2015年発行の第3号に続き、今回が第4号です。
第4号のテーマは「世代を超えるコミュニケーション」。
巻頭は、同会代表の文屋が5年目を迎えた会の活動を振り返りながら、矢掛町立図書館や岡山市足守公民館、備中地区の高校生による活動など、県内各地での「聞き書き」の取り組みを紹介しています。
内容・目次は以下の通り。
巻頭・世代を超えるコミュニケーション 文屋 泉
聞き書き 最強女将の元気になる話-自分の身体は自分で守る 正保潤子
聞き書き 満州ばなし 廣瀬英子
聞き書き 煉瓦と語る 小山博子
短歌 母・追憶 青山 静
聞き書き 自分で自分の人生を大事にな 久本恵子
聞き書き 女学生のころ、戦争があった 山川隆之
聞き書き 気がつけば、90歳 文屋 泉
聞き書き 夕陽のあたる坂道 佐藤伸隆
小論 積極的傾聴による聴き方 鈴木久子
リポート 「第14回聞き書き甲子園」聞き書き事前研修会に参加して 森光康恵

戦前、戦中、戦後の激動の時代を生きてきた方たちの高齢化が進み、当時の市民の生活がどうであったかという記憶がどんどん失われようとしています。同時代の記録を、そういう人たちに語ってもらい、それを文字にして残すことを、「聞き書き」という手法を用いて行っていければと思っています。
■会の活動内容
1.専門家を招き、聞き書きに関する公開講座の開催
2.会報誌「聞く、書く。」の公共図書館、公民館への配布
3.図書館、公民館などで、地域での聞き書き事業の実施
4.「聞き書き人」養成講座の開講(聞き書きの出来る人の育成)

『聞く、書く。』バックナンバー(第1号は品切れ、第2号~第4号のみ)のお求め、聞き書き人の会についてのお問い合わせは事務局086-235-3456(吉備人出版内)へ。

2014年9月5日金曜日

聞き書き講演会のご案内


聞き書き講演会のご案内

 


聞き書き人の会(代表:文屋泉)では、20141018()午後2時から、「聞き書き公開講演会」を下記の通り開催いたします。

聞き書き人の会は、地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えようと、2011年4月に発足。毎月1回岡山県立図書館を会場に例会を開き、「聞き書き」の意義、役割などを学習し、ワークショップなどを通じて、インタビューや原稿へのまとめ方など、「聞き」「書く」ための基本的な技術を身につけて来ました。

その活動を広く知っていただくために、公開講演会を開くことにいたしました。
1部は聞き書きの専門家で作家の小田豊二さんを招き「聞かせてください、あなたの人生」というテーマで講演。最近話題になった淡路恵子の自伝をはじめ、三木のり平、柄本明など著名な俳優の聞き書きを数多く発表している小田氏に、「聞き書きとは何か」「聞き書きの魅力」について語っていただきます。
2部は、地元岡山県内で聞き書きに取り組んでいる地域の人々と一緒に、「地域づくりと聞き書き」をテーマに意見交流を行う予定です。

参加費は500円(資料代)です。参加ご希望の方は、あらかじめ電話、またはファクス、はがきで申し込みが必要です。

 
とき:20141018日(土)午後2時~5時(開場午後130)

ところ:岡山県立図書館 2階多目的ホール(岡山市北区丸の内)

プログラム:

第1部     講演「聞かせてください、あなたの人生」(講師:小田豊二)

第2部     シンポジウム「地域づくりと聞き書き」(出席:備中聞き書き実行委員会、岡山市立足守公民館ほかを予定)

参加費:500円(資料代)

 
 
この公開講演会を多くの方に知っていただけるよう、ぜひご紹介くださいますようお願いいたします。本件に関するお問い合わせ、参加申し込みは下記の事務局まで。

 

聞き書き人の会 事務局(吉備人出版内/担当・山川隆之)

700-0823 岡山市北区丸の内2丁目11-22

電話086-235-3456 ファクス086-234-3210

Eメール:books@kibito.co.jp  HPhttp://www.kibito.co.jp

2012年3月21日水曜日

聞き書き人の会この1年

長くサボっており、申し訳ございませんでした。 

昨年4月から毎月1回のペースでスタートした当会も、丸一年が経過した。
この間、毎月第2金曜日の午後1時半~3時半、県立図書館のグループ研究室を借りて、「聞き書き」について学び、会員各自が実践を積んできた。

参加者はほぼ毎月A4サイズ1枚から3枚くらいの聞き書き原稿をまとめ、それを例会で発表、参加者同士で講評しあうという形式だ。

自分自身のこと、家族のこと、そして知人、友人のこと…必ずしも「聞き書き」という形式の原稿ばかりではないが、身近な人をテーマにその人物を描いてきた。

1年が経過し、前回、前々回の例会で今後の活動の方向について話し合い、いくつかの課題を持った。

一つは、自分たちの実践をもとに「聞き書き」をするための「テキスト」をつくっていこう。
もう一つは、地域の中で聞き書きをつかった活動を展開していこうというものだ。そして、それを年に1回会報誌のような形の作品集にしたり、また地域の演劇活動との連携なども模索できたらということも考えている。

先日も、このサイトで「聞き書き人の会」を知ったという方から、「一度見学に行ってもいいですか?」という問い合わせがあった。
来月の例会(4月13日)をご案内したので、きっと新しい会員になってくれるのではないかと期待している。

少人数のささやかな活動だが、息長く続け、「聞き書き」が地域のいろいろな活動の役にたつことができたらと、2年目を迎える今、思う。


以下、先日の3月例会(3月9日)のレジメです。


1,     3月例会の課題「聞き書き実践」

★原稿発表 作品の読み上げと講評
      
久本恵子さんの作品「義父のこと」①~④のうち③~④

文屋泉さんの作品「文屋種子のこと」
      
先月の課題:青山 静さんの作品

       廣瀬さんの疑問と問題提起

小関俊樹さんの作品「父の断片 その3」



2,     聞き書きテキストの編集

久本さんからの目次提案について

2011年8月26日金曜日

第5回例会を開催しました

少し(だいぶん)遅くなってしまいましたが、8月12日に行った「第5回例会」の報告です。
この日は、前月のインタビュー実践をもとに書いた原稿の読み合い、講評でした。

参加者は形式や分量、どこにポイントを当てるかなど、いろいろ悩みながら、原稿をまとめてくれました。
力作が多く、参考になりました。


9月例会は、9月9日(金)午後1時半からの予定。
課題は、身近な人の話を聞いて聞き書きをするというもの。
どんな人の話を聞いて、どんなまとめ方になるか、楽しみです。

2011年7月9日土曜日

第4回の例会を開催

聞き書き人の会の7月例会を8日(金)午後1時半から行った。

当日のプログラムは次の通り。

前回紹介出来なかった会員Bさんの原稿(「父の背中」)を読み合わせして、合評。
盛り込みたい内容からいかに捨てるものを選び、より伝えていくかが難しいなと思わせてくれる作品だった。

この日のメーンは、インタビューの実際。
聞き書きの経験豊富なHさんが、黒一点のOさんに「ネット古書店」について聞くという展開。
約20分間のインタビューに後の雑談も含め、みな初めて聞くネットの書店主の話に興味深そうだった。

次回の8月例会では、この代表インタビューを基に全員が原稿をまとめてくることにした。



聞き書き人の会 第4回

2011年7月8日午後1時30分~午後3時30
岡山県立図書館2階グループ研究室



1, 第2回の課題「父の背中」
原稿発表(文屋泉さん)

2,今月の学習

聞き書き甲子園での講演から「塩野米松流 聞き書き術」
読み合わせ

3, インタビューの実践

事前の準備 久本さんのインタビューメモ

インタビューの実際 

取材対象:小関俊樹さん
インタビュアー:久本恵子さん

4, 補足インタビュー
インタビュアー以外の人が質問


5, 原稿まとめ

★次回の予定と課題について