2016年8月5日金曜日

「聞き書き事始め」のお知らせ


聞き書き人の会公開例会

「聞き書き事始め」のお知らせ

 

聞き書き人の会では、201699日(金)午後2時から、下記の通り公開例会「聞き書き事始め」を開きます。公開例会は、「聞き書き」とは何か、聞き書きにはどんな魅力があるのかを、たくさんの方に知ってもらいたいと企画したものです。

当日は、前半は、聞き書きワークショップ「聞くから書くまで」と題し、対象者への聞き取り、聞き取った音声の再生から粗起こし、原稿化、そしてまとめ文章化するまでを実際の原稿を題材に紹介します。

後半は、やかげ聞き書き人の会や足守公民館の聞き書き養成講座の講座生ら、地域で聞き書きを実践している人たちが、それぞれの活動内容などを紹介し合いながら、その魅力などをさぐります。

聞き書き人の会は、20114月に発足。人と地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えることを目的に、毎月1回の例会を行い、会報誌「聞く、書く。」を毎年発行しています。

「聞き書き」は地域の人々の暮らしの記録手段として、また高齢者の自分史作成、生きがい対策として、近年注目を集めています。だれでも気軽に始められる聞き書きを、多くの方に知っていただければと思います。

 

                        記

とき:201699日(金)午後2時~4時(午後130分~受け付け)

ところ:岡山県立図書館2階サークル活動室(岡山市北区丸の内)

参加:無料

問い合わせ・申し込み:聞き書き人の会事務局(電話086-235-3456吉備人出版内/山川)へ。

 

聞き書き人の会 代表・文屋 泉

 

この件に関するお問い合わせは、086-235-3456 吉備人出版の山川までお尋ねください。

2016年2月29日月曜日

『聞く、書く。』4号ができました。



聞き書き人の会の会報誌『聞く、書く。』第4号が出来ましたので、お知らせします。
私たち聞き書き人の会は、地域の歴史を、聞き書きを通して後世に伝えようと、2011年4月に発足しました。
以後、毎月1回岡山県立図書館を会場に例会を開き、「聞き書き」の意義、役割などを学習し、ワークショップなどを通じて、インタビューや原稿へのまとめ方など、「聞き」「書く」ための基本的な技術を身につけてきました。
発足以来5年経過し、2013年10月には、聞き書き作家・小田豊二氏を迎え、岡山初「聞き書き講演会」を開催、2013年、2015年には足守地区、2014年から矢掛地区への聞き書き活動支援など、より実践的な聞き書き活動へと、歩みを進めております。
一年間の活動の到達点をまとめ、その活動を広く知ってもらおうと、会報誌『聞く、書く。』を2013年に創刊。
2014年発行の第2号、2015年発行の第3号に続き、今回が第4号です。
第4号のテーマは「世代を超えるコミュニケーション」。
巻頭は、同会代表の文屋が5年目を迎えた会の活動を振り返りながら、矢掛町立図書館や岡山市足守公民館、備中地区の高校生による活動など、県内各地での「聞き書き」の取り組みを紹介しています。
内容・目次は以下の通り。
巻頭・世代を超えるコミュニケーション 文屋 泉
聞き書き 最強女将の元気になる話-自分の身体は自分で守る 正保潤子
聞き書き 満州ばなし 廣瀬英子
聞き書き 煉瓦と語る 小山博子
短歌 母・追憶 青山 静
聞き書き 自分で自分の人生を大事にな 久本恵子
聞き書き 女学生のころ、戦争があった 山川隆之
聞き書き 気がつけば、90歳 文屋 泉
聞き書き 夕陽のあたる坂道 佐藤伸隆
小論 積極的傾聴による聴き方 鈴木久子
リポート 「第14回聞き書き甲子園」聞き書き事前研修会に参加して 森光康恵

戦前、戦中、戦後の激動の時代を生きてきた方たちの高齢化が進み、当時の市民の生活がどうであったかという記憶がどんどん失われようとしています。同時代の記録を、そういう人たちに語ってもらい、それを文字にして残すことを、「聞き書き」という手法を用いて行っていければと思っています。
■会の活動内容
1.専門家を招き、聞き書きに関する公開講座の開催
2.会報誌「聞く、書く。」の公共図書館、公民館への配布
3.図書館、公民館などで、地域での聞き書き事業の実施
4.「聞き書き人」養成講座の開講(聞き書きの出来る人の育成)

『聞く、書く。』バックナンバー(第1号は品切れ、第2号~第4号のみ)のお求め、聞き書き人の会についてのお問い合わせは事務局086-235-3456(吉備人出版内)へ。